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はじめて来た東京は、都会というよりかは一つの生き物のようだった。
渋谷駅のA6番出口が大きく口を開けていて、そこから多くの人々が赤血球のように忙しく、足を運んでいた。
青砥駅から徒歩15分の距離にある部屋は表札もなく、誰も私の存在を知らないようなところだった。
いつか、この東京で数字ではなく名前のある空間がほしいと夢見たが、その夢を想うと、未来が果てしなく遠く感じられ、悲しくなった。
この都市、いや生き物は細胞でできている。それも、数多くの名の無い細胞で。
名前のある細胞なんて一握りだ。ニューロン、赤血球くらいだろうか。ほとんどは名前のないまま、胃にある細胞のように住む場所が自分を表している。私と同じだ。
青砥に住む101号細胞。それが私だった。
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